TEL 042-319-8320

TEL 042-319-8320

素材・ブランド
Materials & Brands

革の素材には様々なものがあります。ここでは代表的な素材の特徴とケアの方法をご紹介します。

素材

顔料仕上げのスムース

銀つき革やガラス張り革など表面が平滑な革

表面に付いた汚れはクリーナーで落とします。取りきれない汚れやキズは顔料で再加工します。
顔料仕上げではないスムース

表面が塗料でコーティングされておらず、革そのものの模様が透けて見える味わいのある革

クリーナーで表面の汚れを除去します。残った汚れは顔料で染めて目立たなくし、染料で自然な色合いを表現します。
スウェード

革の床面（裏側）を細かなサンドペーパーをかけ、ビロード調に起毛させた革

スウェードが劣化する場合、変色と汚れがメインとなります。変色したものは染め直しますが、汚れがある場合は、汚れを落としてから染めます。スウェードは起毛革なので汚れが革の奥に入り込んでしまうことがあります。この場合は除去が難しくなりますので、それを加味して、ベストな状態に全体をまとめることになります。毛がこすれてなくなった場合は、再び起毛させてあげます。
エナメル（パテント）

染料で仕上げた革にウレタン樹脂でコーティングした革。表面が滑らかで輝く光沢を持つ。

エナメルの光沢も、細かなキズが入り、つやがなくなることがあります。この場合は再度樹脂でコーティングして、つやを出します。変色に関しては、染色を行った上で樹脂で仕上げます。
ヌメ革

植物タンニンでなめしを施し、染色も表面への加工もほとんど行わない革。

特に気をつける点は、雨染みになりやすいこと。この雨染みは非常にとれにくいので、雨にあてないよう気をつけるのが一番。持ち手（ハンドル）の汚れについては、くらや独自の手法で、染めずに汚れだけを除去します。すれキズについてはまわりの色に近くなるよう、キズを目立たなくします。
エキゾチック

爬虫類や鳥類、魚類など個性的で、言葉通りエキゾチックな模様を持つ革。

これらの革に共通してできることは、汚れ落としとつや出し。その他の処理は素材の違いによって千差万別の対処となります。
例をあげると、ワニ革でつやのあるものは小キズが入りやすく、対処はエナメルと同じく、つやを出し直す処置を施します。つやなし革の場合は革自体にキズが入ってしまうので、キズの部分に色を入れ、目立たなくする処理を施します。
オーストリッチもエキゾチックの定番ですが、これはもともと色ムラが多い素材で、それが味わいにもなっているため、このムラ感に合わせた色付けを施します。スレ、キズ、雨染みを抜いた可処に対しては部分的に色を付けていきます。
ガラス

なめした牛革をガラスや板に貼りつけ乾燥させ、合成樹脂で仕上げた革

溶剤で再塗装し傷やシミを目立たなくします。ツヤ感はオリジナルのツヤ感にある程度合わせます。
アンティーク

染色や加工でヴィンテージレザーのごとき風合いを表した革

顔料で染め直す必要があれば顔料で染めた後、染料でアンティーク仕上げを施します。顔料で染める必要がない場合は、染料のみでの作業又は、染料系のクリームで仕上げます。
ヌバック

皮の表面である銀面をサンドペーパーなどでこすって起毛させた革

ツヤが出てしまっている場合は、再起毛加工し色を付けて綺麗にします。
汚れた場合は、ヌバック用の洗剤で落とします。
吟スリ

吟とは皮膚の部分を指し、吟スリとは表面をサンドペーパーやブラシでこすって起毛した皮革

汚れが付いた場合は、特殊な洗剤等で綺麗にします。取れない汚れは部分的に補色して目立たなくします。汚れが全体に及び除去しきれない場合は、顔料でコーティングしマットで仕上げます。
オイル

革をなめす時に、オイルを染み込ませる事で、革をよりしなやかにし、耐久性を増した革

特殊な洗剤で汚れを落としオイルアップします。取りきれない汚れはシミ抜きを施します。

ブランド

株式会社くらや
〒183-0045 東京都府中市美好町3-20-1 2F
042-319-8320

採用情報

高級革の修理・クリーニング専門　くらや

プライバシーポリシー特定商取引法に関わる表示

トップ事業案内会社概要技術紹介皮と革状態素材・ブランド販売問い合わせプライバシーポリシー特定商取引法に関わる表示

© 2015 KURAYA Corporation Ltd.